就職活動? | 私の地味な生活

就職活動?

さて、なぜにシンガポールで就職するのか・・・


英語を使えるから。
好きなマレーシアにすぐ行けるから。

そのくらいでしょうか。

実際1月末に日本に帰国して4月5月にはシンガポールに移ろうと計画でした。
その間2月3月は派遣で短期の事務をしていました。
本当につまらなかったけど、
初めての社会人経験としてはよかったと思います。

正直2ヶ月大変でした。
まず、大学時代から数えて7年弱離れていた両親との生活です。
地元にはさみしいかな友達もいないので外出することもできず、
ひたすら部屋にこもる日々が続きました。
次に失恋。シドニーでお付き合いしていた人に新しい彼女ができたこと。
じつは偶然その彼もシンガポールに移る予定で、
その新しい彼女はシンガポール人でした。

そんななか、だんだんシンガポールに行こうという気も薄れてしまいました。
というか人生に絶望していました。
今考えると、そんなそこまで・・・と思うんですが、あの時はもう人生だめだわと。

シンガポールの人材紹介社も経験のない私には事務職しか紹介してくれない。
私はIT関連の職に就きたいのに・・・・

そこで心機一転、シンガポールやめて日本でキャリアを積むことに決めました。
でも・・・



シンガポール行きの航空券買っちゃってたんです。



そこでまたまた心機一転、シンガポールからシドニーに行ってパーッと遊ぼう!
と思いました。

4週間すごく楽しかったです。
1週間シンガポール→2週間シドニー→1週間シンガポール。

最後のシンガポールでの1週間は本当に信じられない1週間でした。

シンガポールでは短期でフラットシェアしました。
そのシェアメイトが今回の仕事の情報を持ってきたんです。
私の次に入居する人が、IT関係の仕事を退職するからその後釜にどうかと。
もっと情報がほしいとお願いしていたのが、翌日昼過ぎに電話で
「今日だったら面接できるそうだけど、どうする?」


ありえねー

スーツが無いどころか履歴書すらありませんよ。
ただ話しを聞いてみるだけでもいいかと・・・

「じゃ、行く」

と言ってしまいました。

仕事内容、これからの将来性、申し分ない会社でした。
ので、面接ではったりかましました。
結構英語だったら気が大きくなってはったりかませるんですね。

「あなたは早く学べますか?」 
(日本語にした場合「飲み込みが早いですか」という感じでしょうか)
「超早いです」

という感じ。

面接で大変気に入っていただけたようです。
翌日にはHead officeに呼ばれて、正式なOfferを頂きました。


何より驚きだったのが家の両親です。
あれだけ海外に出ることに反対していた人たちが、一言

「おめでとう」

と言ってくれたんです。

母は私がシドニーで勉強を終えたときに、
電話口で泣きながら帰ってきてくれと訴えたような人です。

何もかもが怖いくらいうまく行き過ぎた1週間でした。

いやぁこんな話っていままで他人のStoryだと思っていたのに
まさか自分に・・・

本当に人生何が起こるかわからないものです。
願えば必ずかなうなんて思わないけど、
叶うこともあるんですね。